ダイアフラムポンプの性能曲線(パフォーマンスカーブ) ご利用方法

 ■性能曲線(パフォーマンスカーブ)とは
   出圧力と吐出量の関係を示した図のことで、ポンプを選定する際に参照します。
   ヤマダ・ダイアフラムポンプの性能曲線は、下記の測定機器および配管レイアウトによりドブづけ測定しています。

DP_PerformanceSystem.png



■性能曲線の読み方


    1.線のカーブは、表示の供給エア圧時の吐出量
      
    (WATER DISCHARGE)と吐出揚程(DISCHARGE HEAD)

      の関係を示すものです。使用できる供給エア圧がどの
      カーブに相当するか決めてください。


    2.とえば、使用できる供給エア圧が0.5 MPaの場合は
      「0.5MPa」の表示のあるカーブに注目してください。

    3.
    送する液体が清水(粘度1 mPa・s、比重1.0)、希望する
      
    吐出量が
    60 L/min、吐出揚程が30 mの場合、それぞれの
      軸の交点を求めると
    (A点)、この点は0.5 MPaのカーブ
      より内側の位置になり、
    このポンプ(例:NDP-20)で
      希望の吐出量、吐出揚程を満たすことが
    わかります。

    4.
    し、希望する条件が「吐出量:80L/min、吐出揚程
      :30m」の場合は、その交転(B点)は0.5MPaのカーブ
      より外側の位置になり、このポンプでは希望の条件を
      満たすことができないと分かります。さらに大型の
      ポンプ(NDP-25)で同様の検討を行ってください。


    5.破線のカーブは、それぞれ表示の数値のエア消費量の
      カーブです。上記「3.」の条件(吐出量が60L/min、吐出
      揚程が30m)での交点(A点)は「400 L/min と600 L/min」
      のエア消費量のカーブのほぼ中間に位置しています。
      そのため、この条件時のエア消費量は約500 L/min
      (ANR)となります。エア消費量は大気圧換算エア量
      なので使用空気圧に関係なく同量です。




    pump_graph.jpg




        ■ポンプ選定上の注意

        * ポンプ選定においてはダイアフラム他消耗品の効率的な
          利用を考慮し、希望条件に対して余裕(1.5 倍以上)
          ある機種をご選定
    ください。

        * ポンプの吐出量は、「搬送する液体の粘度、比重、スラリー
          濃度、温度」、「吸入揚程」、「吐出揚程」、
    「圧送距離」
          などにより、大きく
    異なります。また、吸込揚程、
          吸込配管(ホース)がある場合、吐出量は
    低下します


        * 性能曲線は各機種のページに掲載しています。


    *ポンプの選定や性能曲線について、ご不明な点やご相談などございましたら
    お問い合わせフォームまたはフリーコール(0120-518-055)より
     お気軽に
    お問い合わせください。


    こちらの画像のクリックで資料をダウンロードできます。
    DP_performancecurve.jpg