グリースは、その用途によって数多くの成分・粘度のものが準備されています。特に粘度はNLGI番号により右表のように分類されており、ポンプ選定の重要な要素となっています。粘度の高い(かたい)グリースを使用する場合には、フォロープレートやインダクタプレート付の機種でないとグリースがうまく汲み出せません。ポンプ選定の際は、下表の説明を参考に適切な機種を選定してください。
◎【参考】NLGI番号によるグリースの粘度
SKR-55 ( 使用可能グリースの粘度 No.0程度 ) | キャスター付の安定の良い台車に、キャビネット、ポンプなどをセットした使いやすい普及型で、市販のペール缶をキャビネット内に収納して使用できます。 |
SKR-66 (使用可能グリースの粘度 No.1程度 ) | 大型のキャビネット内に、市販のペール缶を収納して使用します。フォロープレート付なので、ややかたいグリースにも適しています。 |
SKR110A50 ( 使用可能グリースの粘度 No.1程度 ) | 110型の大型ポンプを使用していますので、吐出量が多く、作業能率が向上します。SKR-66と同様、フォロープレート付です。 |
SKR110A50PAL ( 使用可能グリースの粘度 No.2程度 ) | エアリフト付の台車に110型高性能エアパワード®ポンプをセットしたグリース用の圧送ポンプユニットです。特にポンプのサクション部にはインダクタープレートがセットされ、エアリフトの加圧により粘度の高いグリースも容易に、最後まで無駄なく使用することが出来ます。 |